鶴見入船遊郭跡を歩く

鶴見に遊郭跡があるというので、三業地から足を伸ばしていってきました。行き方は、京急鶴見駅横のベルロード商店街を進み、本町通りで左折します。国道15号線を越え、潮見橋を渡ると、アーケードの商店街が続きます。ここをずっと歩き、アーケード街の終わりの‘ほんちょう’と大きく書かれた看板のあるところを右折して、少し歩くと不動産屋さんがあります。この不動産屋さんを、左折した通りが、入船遊郭跡ということになります。入船遊郭の経緯について、いろいろと調べてみたのですが、確かなことはわかりませんでした。旭硝子やJFEの大企業に近いことから考えると、三業地と同じく、京浜工業地帯の発展に合わせて形成されていったのかもしれません。

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はなぶさ不動産横の路地に入るとすぐに、遊郭の残滓ともいえる廃れたスナックの風景が現われます。

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スナック群の真向かいには、明らかに遊郭の遺構があります。新陳代謝の早い街では、なかなか見ることのできない光景ですが、入船遊郭は意外と多くの遺構をみることができます。とはいっても、新しいマンション等に侵食されてきていますので、消えゆく風景であることには違いありません。

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その建物の奥にも、遊郭から転業したスナックがありました。

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納税貯蔵組合とは、納税貯蓄組合法に基づく団体で、納税資金の備蓄による各種税金の円滑な納付を目的として組織された団体ということです。料理飲食とあるので、飲食店として届け出ていたということなのでしょうね。入船遊郭は青線地帯だったので、表向きは飲食店ということだったのでしょう。

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遊郭跡にはかかせない、小さな祠もありました。

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ここも遊郭から転業したスナックのようです。木製のドアと周囲の石積みに昔日の面影を遺しています。

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入船遊郭の残る遺構の中で、最大級のものです。

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上の建物の側面です。風情のある造りで、二階にいくつか部屋の並んでいるのがわかります。

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上の建物の入口です。庇を支える横柱にも、細かい意匠がみてとれます。

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さらに進んでいくと、感動的な建物がありました。ピンクとグリーンのタイルを使用したカフェー建築の二連長屋風建物です。向かって左側は、一階部分が改築され、現在は住居になっているようです。グリーンのタイルで覆われたアール部分が典型的なカフェー建築となっています。

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右の建物の玄関付近で、やはり料理飲食納税貯蔵組合の章がありました。一階は飲食店、二階で…という感じだったのでしょう。

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帰りも本町通りを進んで、潮見橋を渡りました。貴重な建物をいくつか見ることが出来て、楽しいさんぽとなりました。昔日の風景に思いを馳せて歩くのもいいものです。

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